こんにちは。
大人女子旅ブロガーMizueです。
今回は、イギリスひとり旅で、鉄道のファーストクラスに乗ってみた体験談をお話ししたいと思います。
1週間のイギリスひとり旅では、レンタカーと鉄道を利用して、
●ロンドン
●コッツウォルズ
●ストーク・オン・トレント
を旅してきました。(レンタカーについては、また後日お話ししますね)
鉄道を利用したのは、
●オックスフォード~ストークオントレント
●ストーク・オン・トレント~ロンドン
の区間です。
実際に乗ってみて感じたのは、「せっかくの旅、少し料金を上乗せしてでもファーストクラスに乗った方が絶対にいい」です。
目次
ファーストクラスをおすすめする6つのポイント
少々値段が高くてもファーストクラスを選んだ方がいいと思うポイントは、以下の6つです。
- ドリンクや食事のサービスがある
- 座席が広くゆったりとしている
- 駅でファーストクラス専用ラウンジが使える
- 無料Wi-Fiが使える(車内・ラウンジ)
- 客層が落ち着いている(←何気に大事です!)
- 車内スタッフの対応がいい
特に「5.客層が落ち着いている」は、乗ってみるまでわかりませんでした。
服装もきちんとしているビジネスマン風の人や、余裕のありそうな年配の方々が多く、乗っていて安心できる雰囲気でした。
これまで乗っていたセカンドクラスでは、「少し怖いな」と思うような男性がいたりしたこともあったので。
また、「6.車内スタッフの対応がいい」というのも、ちょっとした特別感がありました。
列車を乗り降りする時にもスタッフがいて、荷物を運ぶのを手伝ってくれたりします。
ドリンクサービスもかなり頻繁に来て、「お飲み物はいかがですか?」と聞いてくれます。
以上の理由から、特に大人女子にはファーストクラスを強くおすすめします☆
ブリットレイルイングランドパスを購入
これまでイギリスの鉄道は何度か利用したことがありますが、いつもセカンドクラス。
そこで、「大人の女性として、ココはひとつファーストクラスを経験してみよう♪」と思い立ち、ファーストクラスのブリットレイル イングランドパスを購入しました。
イギリスのレイルパスの種類
イギリスで使えるレイルパスには、
- ブリットレイルパス
- ブリットレイル ロンドンプラスパス
- ブリットレイル イングランドパス
- ブリットレイル Mパス
- ブリットレイル サウスウェストパス
- ブリットレイル スピリッツ オブ スコットランドパス
- ブリットレイル・セントラル・スコットランド・パス
- ブリットレイルフリーダム・オブ・スコットランド・パス
の8種類があります。
それぞれ利用できる地域が異なっているため、どこを旅する予定かで選ぶパスが変わってきます。
私は今回、イングランド全域で定期運行する列車を有効期限内に無制限で乗車できる『ブリットレイルイングランドパス』を利用しました。
ちなみに、ブリットレイルイングランドパスをスマートフォンやタブレットなどにダウンロードして使用できるものが、『ブリットレイル Mパス』です。
こちらは、コンセキュティブ(連日使用)のみのパスとなっています。
今回、私の鉄道利用予定は2回だけでしたが、
- 普通に切符を事前予約して、時間に追われるのがイヤ
- 日時や時間帯によって変動する料金システムが煩わしい
- 既に出発まで2週間くらいで、予約しようとすると料金が高かった
- 1日分が無料で利用できるキャンペーン中だったので、ヒースローエクスプレスにも利用するつもりだった
以上の理由プラス、「一度はレイルパスを使ってみたかった」という旅好きのミーハー心で、イングランドレイルパスを購入しました。
実際のレイルパスはこんな感じ
パス自体はぺらっとしたものですが、開けてみるとずらずらっとパスの使い方や鉄道旅行に関する情報などがあって、見ただけで旅へのわくわく感がぐーっと増したのを覚えています♪
使用後のパスの左半分です。
日程やパスポートNo.は、バリデーションの際に駅の窓口で記入してもらいます。
自分は「Signature」のところにサインをするだけ、です。
バリデーションとは『鉄道パスの利用許可』のようなもので、パスとパスポートを掲示して窓口で日付とパスポートNo.を記入してもらい、スタンプを押印してもらうことで初めて利用できるようになります。
スタンプは右半分に押してあります。↓
私はオックスフォード駅でバリデーションをしたので、「Oxford Ticket Office」と、その日の日付「03 MAY 2018」というスタンプが押されています。
パスと一緒にイギリス全土の地図も付いていて、どのパスがどこで有効なのかがわかりやすく色分けされています。
その下には、トラベルダイアリー。
いくつも列車に乗る人はここに予定として記入したり、記録として書き留めておいたりするんでしょうね~。
あぁ、なんか素敵、鉄道の旅♡
行き先別の発車駅や所要時間などの簡単な早見表もあります。
「一日に3本しかない」とか、聞いといてよかった!な情報も…。(笑)
ロンドンの各鉄道駅からの行先が図になっています。わかりやすい~♪
私がブリットレイルパスを購入したのはこちらです。⇒レイルヨーロッパ
クロスカントリーのファーストクラス体験
オックスフォード駅でバリデーション
コッツウルズで3日間のドライブ旅行を終え、オックスフォード駅からストークオントレントへ向かいました。
オックスフォード駅のチケット売場で、バリデーションをしてもらいました。
狙っていた列車の発車時刻より40分ほど前に着いたけど、窓口があまり混んでいなくてよかった…ここが混雑していたら間に合わなくなる恐れも。。。
パス利用の初日は窓口での時間も考慮の上で予定を立てた方が良さそうです。
そして、せっかくファーストクラスのレイルパスを持っているのに、オックスフォード駅にはファーストクラスのラウンジがありません…。
荷物もあるのでベンチに座って待つことに。
…この時、レンタカーを返したばかりだったので、「あ~車ならこんな待ち時間も荷物を持っての移動もないのに…」とすごーく思いました。
30分もぼーっと待つ間に、車ならどれだけ先へ進めるかなぁ…なんて。
特にイギリスは制限速度が日本より速いので、割と短時間で移動できちゃうんですよねぇ。
…それでも、列車の旅もそれはそれで魅力的なんですけどね♪
目の前にはアジア料理のお店が…美味しそう…(に見える)。
すぐ近くに座っていたアジア人の女の子たちが食べていた肉まん、私もちょっと食べたかったなぁ~。(お腹が空いていれば)
でもやっぱり、こういうコーヒースタンドの方がお洒落♡
オックスフォード駅のトイレはスーツケースがあっても大丈夫
駅の中にはマークス&スペンサーもありました。
ここで何かお菓子でも買おうかなと思ったけど、スーツケースがあると思うだけで億劫になり、まあいいか…と。
スーツケースと言えば、ずっと心配だったことがありました。
それは、「ひとり旅でスーツケースを持っている場合のトイレってどうするんだろう??」ということです。
空港とか駅とか。
でも、オックスフォード駅でもロンドンのユーストン駅でも、駅のトイレってちゃんとスーツケースごと入れるくらいの広さがあるんですね。
これまで同行者に「スーツケース見てて~」と頼んでいたので気付かなかったのですが。
トイレ問題もクリア♪
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ホームへ行ってみると、結構な人が…向かいのホームもこちら側も。
「…席がなかったらどうしよう」
少し不安になりました。
そして列車がやってくると、案の定ホームには長い列が。
そしてセカンドクラスの入口はぎゅうぎゅう…。
私は急いで一番後ろのファーストクラスの車両へ。
ファーストクラスのドアの前にはスタッフの女性が立っていて、スーツケースをごろごろしながら小走りでやってきた私に、
「こちらはファーストクラスで、セカンドクラスはあちらですよ」
と、にこやかに注意してくれました。。。
とてもファーストクラスの乗客だとは思われなかったんですね…。(軽くショック…もういい大人なのに…でもついさっき、コッツウルズで買い物をしたお店のスタッフに「学生?」と聞かれた私…いつになったら大人の女性に見られるんだろう…)
でも「パスがあります」と見せると、彼女の態度は急変(笑)、スーツケースを運んでくれました。
ファーストクラス車内はこんな感じ
オックスフォードからストーク・オン・トレントまで利用したのは、Cross Countryという鉄道会社です。
Cross Country のファーストクラスの詳細はこちらからどうぞ♪
荷物置き場には、ちょうど私のスーツケースが入る分のスペースが♡(下の段の右側のブルーのスーツケースです)
ラッキー♪
そして荷物の目の前、一人用の座席が空いていたので、ココに座ることにしました。
ふたり用のシートも空いてはいましたが…バシバシ写真を撮るつもりだったので、ひとりがいいかな♪と思って。
他の乗客はPCを開いてカタカタと(多分)仕事をしているような、ビジネスマン風の男性ばかり。
遠足気分で乗っているのは私だけ…?みたいな。(笑)
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ドリンクなどのサービス
一息つく間もなく、すぐにドリンクサービスのワゴンがやってきて、紅茶とWalkersのお菓子をいただきました♪
…こういうのが楽しいんですよね♪ 列車の旅♪
運転中はなかなか写真を撮れなかった菜の花畑も、列車ならのんびり眺められます♪
私の好きなイギリスの景色…背が高くてひょろっと細長い木が並ぶカントリーサイド♡
ちらっとだけど、写ってます♪
…が、しかし。
途中からだんだんと混んできて、ファーストクラスなのに立っている人たちまでいました。
あぁ、私って本当にいつも運がいいなぁ。( *´艸`)
そして、混んでいたのはバーミンガム辺りまで。
都会で人々は降りて行き、また車内は静かになりました。
そして、夕方4時頃に配られたサンドイッチのメニュー。
…い、今、サンドイッチ??とも思ったけど、どんなものなのか興味があったので、Egg & Cress Sandwichを選びました。
…が、しかし。
「2,3分待ってね、ドリンクはいかが?」と聞かれてオレンジジュースをいただいたものの、サンドイッチは全然来ない。。
それもそのはず、車両の一番後ろに座っていた私から注文を取り始め、ついでにドリンクもサーブして…をずーーっと前方のお客さんまで繰り返すのだから時間もかかります。
「もうストーク・オン・トレントに着いちゃうよ~」
と思い、やっぱりもうサンドイッチはいいや、とキャンセルを申し出ると、すごく申し訳なさそうに謝ってくれて、クリスプス(ポテトチップス)なんかをすすめられたけどお断りして。
でも持ってきてくれました、サンドイッチ。(なぜ?)
美味しそうな、私の好きなイギリスのサンドイッチ。
日本ではほぼサンドイッチは食べない私ですが、イギリス(というか海外)のサンドイッチは大好き。
何が違うんだろう…パン、かなぁ??
そして、そろそストーク・オン・トレントに着くかな…と思い、トイレへ。
トイレから出た時に窓の外に見えたのは駅のホーム…。
急いで荷物をまとめて飛び降りました。
今度は男性スタッフがスーツケースを運んでくれて。
あぁ、ありがたい…やっぱりサービスが違いますねぇぇ。
いいな、ファーストクラス♡
ストーク・オン・トレントに到着して、列車にバイバイです。
楽しかった約2時間の列車の旅でした♡
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ヴァージントレインのファーストクラス体験
ストーク・オン・トレントからロンドンへ向かう時は、ずーっと乗りたいと思っていたヴァージントレインのファーストクラスです♡
ストーク・オン・トレント駅のファーストクラス専用ラウンジ
出発までは駅のラウンジで過ごします…セカンドクラスに幾らか上乗せして払うだけで、こういうちょっとしたサービスを体験できるってやっぱりいいですよね~♪
大人女子ならでは♡っていう感じがします。
こちらがストーク・オン・トレント駅のファーストクラス用のラウンジです。
ドアの横になんかあります…ボタンを押してカメラに向かってチケットを見せるとドアを開けてもらえる、という仕組みになっています。
ボタンを押すとチケットを見せるようには言われず、「ドアを開けて入ってください」とだけ言われました。
えっ…チケットは??と一瞬ためらっていた間に再度ロックがかかってしまったのか、開けようとしてもドアが開かず…。
すると、中にひとりだけいた年配の男性(利用客)が出てきてくれて、「ボタンを押してチケットを見せるんだよ」とおしえてくれました。
「やったんですけど…」と言うと、じゃあ、とそのまま入れてくれました。
ラウンジ内にはソファーがいくつかとTVがありました。
そして、ドリンクなどのサービス。
私はここで朝一杯目のコーヒーを。
…なぜなら、泊っていたホテルがいまひとつで、朝食を食べる気にもならなかったので朝7時の列車で早々にロンドンへ向かうことにしたためです。
コーヒーや紅茶以外には冷たいドリンクも。
マフィンもあったので、ようやくひとごこち♡
ストーク・オン・トレントらしく、陶磁器も展示されていましたよ~♪
…テンパって全く買い物ができずに後悔ばかりが残るバーレイに、、、
(詳しくは、「ミドルポートポタリー(バーレイBurleighファクトリーショップ)へ行ってみた★<ストーク・オン・トレント>」をご覧ください…)
ハートやドットが可愛いエマブリッジウォーターも。
ヴァージントレインの飴ちゃんもありました。
ラウンジ内ではWi-Fiも使えまーす♪
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でも、あまりウランジを堪能する時間もないまま、列車が来てしまいました…。
さっきドアを開けてくれた男性が、タラップのところでスーツケースを上げてくれました。
本当に海外に行くと思うけど、男性が優しいなぁ…日本で女子ひとりだからって手を貸してくれる人なんているのかな??
私は経験ないかも…昔、ロンドン一人旅をしていた時にも、空港でスーツケースと大きなバッグをカートに乗せて運んでいた時、荷物が崩れそうになったら四方八方から、さっと手が出てきてびっくりした記憶があります。
しかも全員男性。
日本男子たち、もう少し頑張ってほしいなぁ~~。
ファーストクラス車内はこんな感じ
この日は土曜日。
朝7時の車内はガラガラ…だったのに、オックスフォードからの時のようにまた途中から満席になってしまうかも??と、つい小心者の私が顔を出し、またしても最後列のひとり用のシートに。
そして、紅茶とオレンジジュースとバナナとマフィンをいただきました。
(さっきのマフィンは時間がなくて食べてないのです)
…が。
この列車、ゼンゼン停まらないし誰も乗ってこないということに気付き、席を移動移動♪
…後になってから気付いたのですが、座席の上にちゃんと「AVAILABLE」って表示がありました。。
これ、予約している人がいたら、ちゃんとわかるようになってるんですね。(今更)
もったいないくらいに空いています…多分、ロンドンまでこの車両には私ともうひとり男性がいただけでした。。
菜の花畑もこれで見納めかなぁ…と思いながらの列車の旅は続きます。
途中、横を運河が流れていて、ナローボートもたくさん停泊しているのが見えました。
イギリスっぽい~~♪
広い座席はやっぱりいいですね~♪
しかも4人用の座席を独り占め♪
座席で充電もできるので、プラグの準備をお忘れなく~。
(オックスフォード~ストーク・オン・トレント間ではプラグをスーツケースに入れっぱなしで、充電できませんでしたxx)
ヴァージントレインVirgin Trainsのファーストクラスの詳細は、こちらからどうぞ♪
食事のメニュー
テーブルに置いてあるメニューです。
平日だったら~…朝食も色々選べたのに。。。
週末の朝はこちら…。
さっき私が貰ったバナナとマフィンです。。。
平日だとこんな感じ↓の朝食がサーブされるようです。(T□T)
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ちなみに、平日の夕食のメニューはこんな感じ。
週末の夕食はサンドイッチ…。
どうして平日と週末で差があるんだろう~??
気付けばロンドンの地下鉄のマークが…そろそろロンドンに到着です♪
1時間半ほどで、ロンドン・ユーストン駅に到着しました。
こちらの車両でした~♪
ヴァージントレイン、ありがとう♪
また乗りたいな♪(今度は平日に…)
向かいのホームには、スコットランド行きの寝台列車・カレドニアンスリーパーが停まっていました。
いつかこれでスコットランドに行きたいなぁと思っている列車にまさか会えるとは…これはもしかしたら、そのうち行くことになるのかも!?なんて思っていまーす。
私、自分で言うのもナンだけど、引きが強いんですよねぇ…ふふふ。。
まとめ
初めてのファーストクラス体験でしたが、せっかくの旅だし、少し奮発して本当によかったと思いました。
座席も広くゆったりとしていて、ドリンクや軽食のサービスもあって、旅をより楽しめるなーという感じです。
利用客もビジネスマンや年配の人など落ち着いた雰囲気なのも大人には居心地よく過ごせて、結果的に快適な列車の旅となり、大満足でした♪
次に利用する機会があれば、またきっとファーストクラスを選ぶと思います♪♪
こちらも合わせてどうぞ♪
【保存版】イギリス陶磁器の町 ストーク・オン・トレントの歩き方
ミドルポートポタリー(バーレイBurleighファクトリーショップ)へ行ってみた★<ストーク・オン・トレント>
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楽しく読ませていただきました。6月に3度目のイギリスへのツアー旅行に行きます。今回は、初めてファーストクラスでロンドンからヨークに行きたいと思っています。前回の2回は、2等でRyeとLewesに行きました。お聞きしたいことがあるのですが、よいのでしょうか?
お返事が大変遅くなり、申し訳ありませんでした。。
6月にイギリスに行かれたとの事で、今ごろの返信で本当にすみません。
RyeとLewesは私も以前行ったことはありますが、Ryeは一度目はレンタカーで、2度目は車、Lewesはレンタカーでした。懐かしいです。
3度のイギリス、満喫されたことを願っています。
せっかくご質問がおありとのことだったのに本当にすみませんでした…。
コメントいただき、ありがとうございました!