こんにちは。
大人女子旅ブロガーMizueです。
今回は、イギリス陶磁器の町ストーク・オン・トレントについて詳しくご紹介したいと思います。
目次
ストーク・オン・トレントってどこにあるの?
(Wikipediaより)
ストーク・オン・トレントは、ロンドンから北西へ約260km、マンチェスターとバーミンガムのおよそ中間に位置しています。
ストーク・オン・トレントってどんな街?
ストーク=オン=トレントはイギリスの陶器産業の里とみなされ、ポッタリーズ(The Potteries)という通称で呼ばれる。6つの町と村を統合して20世紀初頭に市に昇格した。産業の集合都市、現在はサービス産業と流通業の中心地である。
(引用:Wekipediaより)
ストーク・オン・トレントは燃料となる石灰と陶土が豊富だったことから、17世紀より陶器の街として産業革命と共に発展しました。
町の中心はハンリーHANLEYで、ウエッジウッドを始めとした有名な陶器メーカの工房が市内に点在し、食器好きな女性にとってはこれらの名窯の工房見学やアウトレットショップ巡りに一度は訪れてみたいと思う憧れの街でもあります。
ストーク・オン・トレント公式HP http://m.visitstoke.co.uk
スポンサーリンク
ストーク・オン・トレントへの行き方/アクセスは?
ロンドンのユーストンEUSTON駅からストーク・オン・トレントStoke-on-Trent駅まで、鉄道で最短1時間30分です。
ロンドン・ユーストン駅です。
ストーク・オン・トレントへはこの駅から出発となります。
ストーク・オン・トレントまでの列車の時間と料金はこちらから検索できます。
National rail
http://www.nationalrail.co.uk/
出発時間や所要時間などの違いで、料金はかなり変わってきます…びっくりするくらい違います。。
同じ日でもロンドンからストーク・オン・トレントまで£10程度から£100以上と、かなりの開きがあります
もし日程が既に決まっているのなら、早目にNational railのサイトをチェックして予約することをおすすめします。
列車が出るホームの番号は、上の写真の大きな電光掲示板に確認できますが、割と直前まで表示されないのが難点と言えば難点でしょうか。
ホームから駅構内への出口の写真ですが…。
こんな風に大きく「Welcome to London Euston」と書かれていて、それだけでちょっとテンションが上がります♪
ヴァージントレインです。
イギリスと言えばやっぱりヴァージントレインに乗りたいですね♪
ユーストンの駅は天井が低く、どちらかと言うと地下鉄のような感じです。
明るくて開放的なパディントンやビクトリア駅とはずいぶん雰囲気が違います。
スポンサーリンク
ストーク・オン・トレント駅はこんな感じ
ロンドンから早くて1時間半、ストーク・オン・トレント駅に到着です。
こちらはロンドンから到着した側のホームです。
バス停やタクシー乗り場は、反対側のホームから出た側にあるので、そちらへ移動します。
ホームの後ろ側の端にリフト(エレベーター)があるので、スーツケースなど大きな荷物があっても大丈夫です。
ロンドンからの日帰りで荷物が少ない場合は階段でも問題ないかと思いますが、エレベーターがあるのはうれしいですね♪
そして、この連絡橋を渡って反対側のホームへ。
ロンドン方面へ向かうホームには、煉瓦と赤い窓枠が可愛いカフェもあります。
チケット売り場です。
この付近にはベンチなどもないので、ちょっと休憩…もできないかも。
駅の中や周辺にはインフォメーションなどはなく、この出入口付近に各種パンフレットなどが置いてあるので、チェックしてみてください♪
駅の出入り口です。
駅の真正面にはウェッジウッド創業者ジョサイア・ウェッジウッドの銅像があります。
あ~、ストーク・オン・トレントに来たんだなと実感します。
ジョサイアさんの後ろ姿超しのストーク・オン・トレント駅です。
駅を出て左手に歩いていくと、タクシー乗り場とバス停があります。
駅の真正面にタクシーは並んでいませんのでご注意ください。
バスは路線が複雑だったり時間も有効に使えなかったりするので、ストークオントレントではタクシー利用をおすすめしたいところですが、ワールドオブウェッジウッドなどへバスで行きたい場合、ここから町の中心部HANLEYハンリーまで行って乗り換えます。
ハンリーまで行くとスーパーやツーリストインフォメーションがありますが、駅周辺にははっきり言って何もありません。。。
HANLEYではJ1のバス停で降ります。
そこからほど近い「The Potteries Museum & Art Gallery」の1階に、ツーリストインフォメーションがあります。
ここのミュージアムは無料で見学できます。
こういうところもゆっくり見て回るには、一日では足りないかもしれませんね、ストーク・オン・トレント。
(VISIT STOKEより)
Stoke-on-Trent Tourist Information Centre
公式サイト
住所: The Potteries Museum & Art Gallery, Bethesda Street, Stoke on Trent, Staffordshire, ST1 3DW
Tel: 01782 236000
サイトの「BROCHURES, MAPS & TRAILS」のページでは、ストーク・オン・トレントのパンフレットのPDFをダウンロードすることができます♪
地図も載っているので、一度確認してみるのもいいと思います。
また、ストーク・オン・トレントのポケットガイドは郵送もしてもらえるようです。
スポンサーリンク
ストーク・オン・トレントの歩き方のポイントは?
スポットが広範囲に点在しているので、行きたい場所を絞ってまわるのがいいと思います。
ロンドンとは違って徒歩や公共機関で簡単にアクセスできる、というわけではなく、また道も歩行者用というよりは車用といった雰囲気で、歩道がなかったり車がすごいスピードで走っていたりで反対側へもなかなか渡れない…そんな場所もあったりします。
バスは複雑で本数が少ない路線もあるので、移動にはタクシーかレンタカーが一番のおすすめです。
各窯元でもタクシーを呼んでもらえるので、鉄道でストーク・オン・トレントに到着したら、まずは駅からタクシーで向かうのが一番かと思います。
ストーク・オン・トレントでおすすめのホテル
ロンドンから日帰りで訪れる人が多いかと思いますが、幾つかの窯元を巡るのに1日ではちょっと足りないと思います。
ストーク・オン・トレントで宿泊するならおすすめなのが、元ウェッジウッド家の邸宅を改装したホテル『The Upper House』です。
客室全てにイギリスの陶磁器メーカーの名前が付けられていて、ストーク・オン・トレントぽさ満点の優雅なホテルです。
『The Upper House』については、こちらの記事で詳しくご紹介しています♪
【ロンドンから日帰りはもったいない!】ストークオントレントのおすすめホテル★元ウエッジウッド家の邸宅The Upper House
スポンサーリンク
ストーク・オン・トレントで陶磁器メーカー巡り
ストーク・オン・トレントには、
- ワールドオブウェッジウッド【ウェッジウッド】
- ミドルポート・ポタリー【バーレイ】
- エマ・ブリッジ・ウォーター
- スポードワークスビジターセンター【スポード】
など、日本人に人気の名窯の他にも、ポートメリロン、エインズレイ、デンビー、ダヌーンなどなど色20以上のファクトリーショップなどがあります。
有名どころだけではなく、他のショップなども見てみると意外と好みのものがみつかったりするかもしれません♪
それでは、日本人に人気の4大名窯をご紹介したいと思います。
The World of Wedgwoodワールドオブウェッジウッド
2015年7月、大規模改修工事が終わり、リニューアルオープンしたワールドオブウェッジウッドは、見どころが盛りだくさんなので、じっくり楽しみたい場合はしっかりと時間をとった方が良さそうです。
【MUSEUM】
約3000点もの陶器で創業250年の歴史をたどる博物館です。
【Wedgwood Factory Tour】
ガイド付きツアーもありますが、申し込み順の上、定員制のため、早めにレセプションに申し込むことをおすすめします。
ひとつの製品ができあがるまでの作業工程を、詳しく解説してくれるツアーです。(平日のみ)
【Master Craft Studio/Decorating Studio】
ベテランの職人さんの指導のもと、ろくろや絵付けの体験教室で、自分だけのオリジナルを作るのもいいですね♪
ろくろは£10から、絵付けは£12.5から体験できます。
【Wedgwood Tea Room/The Dining Hall】
優雅なティールームではウエッジウッドの食器でアフタヌーンティーが楽しめるほか、ダイニングホールでは日曜12時からトラディショナルサンデーランチが食べられます♪
【Factory Outlet】
ウェッジウッドの製品が最大50%OFFで購入できるチャンスです♪
【INFORMATION】
The World of Wedgwood
住所:Barlaston Stoke-on-Trent Staffordshire ST12 9ER
TEL:+44 (0) 1782 282986
email:info@worldofwedgwood.com
営業時間:
月~日 10:00 – 17:00
工場見学 月~金 10:00-16:00(最終入場15:00)
The Dining Hall 9:30オープン
Wedgwood Tea Room 12:00オープン
Middleport Potteryミドルポートポタリー(バーレイ)
煉瓦作りの建物や19世紀から入口にかけられている古い看板など、創業当時のままの雰囲気を残すバーレイのファクトリー♡
【VISITOR CENTRE】
ビジターセンターでは昔のオフィスの様子や、オールドバーレイの数々を見ることができます。(大人£5.5)
【FACTORY TOURS】
バーレイと言えば、植物や野鳥など英国の豊かな自然をイメージした美しいパターンや、ブルー&ホワイトの色彩が特徴ですよね。
バーレイの美しい絵柄は、和紙のような紙を陶器に擦り合わせるというビクトリア朝から続く技法で作られています。
職人さんたちによるその製造工程を見学することができます。(平日のみ・要予約・大人£9.5)
【BURLEIGH SHOP】
そしてお楽しみはもちろんファクトリーショップ♡
1階はアウトレット品が並び、その種類の豊富さにどれを買おうか迷ってしまいます。
2階は正規品コーナー。
ディスプレイも美しく、溜息ものです~。
【TEA ROOM】
お買い物で興奮した後は、運河に面したティールームですね。
もちろんバーレイの食器でお茶を飲むことができます。
バーレイ三昧の一日、きっと満足できると思います♪
【ONLINE SHOP】
ネット販売もあるので、数は少ないですがアウトレット品もサイトから購入することも可能です。
日本にも送ってくれます…送料はちょっと高いですが。
しかも、普通はたくさん買うと送料無料になることが多いですが、合計金額が上がると送料も上がっていく…という仕組みです。
この送料は、実際にミドルポートポタリーのショップで買ったものを送ってもらうときと同じです。
送料はこちらです。↓
£50まで | £40.00 |
£51 – £150 | £80.00 |
£151 – £300 | £120.00 |
£301 – £600 | £160.00 |
£600以上 | £200.00 |
【INFORMATION】
Middleport Pottery
住所:Port Street, Burslem Stoke-on-Trent ST6 3PE
TEL:+44 (0) 1782 499766
email:info@middleportpottery.org
※少し荒んだ地域にあるので、あまり歩かない方がいいかもしれません。
タクシーで行き、バーレイでタクシーを呼んでもらうのがいいかと思います。
営業時間:
ビジターセンター 月~日 10:00 – 16:00(大人£5.5)
カフェ 月~土 9:30-16:00 日10:00~16:00
ショップ 月~土 9:00-17:00 日10:00~16:00
公式サイト
こちらもどうぞ♪
>ミドルポートポタリー(バーレイBurleighファクトリーショップ)へ行ってみた★<ストーク・オン・トレント>
Emma Bridgewaterエマブリッジウォーター
(Emma Bridgewaterより)
スポンジに絵具を付け、それを素焼きの陶器にひとつひとつ押し付けるステンシルで、やさしく素朴な陶器を生み出すエマブリッジウォーター♡
イギリスのミドルクラスの主婦たちだけでなく、キャサリン妃もファンだといいますよね。
ここでも工場見学(平日のみ・要予約)、絵付け体験、アウトレット、ティールームがあります。
【FACTORY TOURS(工場見学)】
工場見学の予約はネットから簡単に行えます。⇒こちら
オンラインで支払いまで完了し、自宅で印刷をして持っていけばいいようですが、払い戻し不可なので注意してください。
【DECORATING STUDIO SESSION(絵付け体験)】
自分でポンポンとステンシルをしたオリジナルマグなんて、好きな人にはたまらない体験になりそうですね♪
【FACTORY SHOP】
セカンド品やサンプル品などがお値打ちに購入可能です♪
テンションup♡
【CAFÉ & GARDEN】
エマブリッジウォーターの世界観のティールームで、季節のいいときにはガーデンでお茶なんていいですよね♪
アフタヌーンティーは要予約です。
サイトから予約できますよ~。⇒こちら
(Emma Bridgewaterより)
【INFORMATION】
Emma Bridgewater
住所:Lichfield Street, Hanley, Stoke-on-Trent, ST1 3EJ
TEL:+44 (0) 1782 201328
email:decoratingstudio@emmabridgewater.co.uk
営業時間:
月~土9:30 – 17:30 日 10:00~16:00
公式サイト
The Spode Museum Trust Heritage Centre スポードワークスビジターセンター
2008年に経営破綻したスポードは、ポートメリオンの傘下となり、かつての工場跡地にミュージアムが作られました。
ここはスポードで働いていた人たちが、その歴史を残したいという思いで運営しています。
入場は無料ですが、寄付をすることでスポードを支えることになります。
ミュージアムの中に入ると目を引くのが、ブルー&ホワイトが展示されたコーナーです。
スポードと言えばこのブルー&ホワイトですよね。
また、ここにはオールドスポードもあり、破格で購入できるかも!?
時代によって色合いの違いを楽しむこともできますね♪
【INFORMATION】
The Spode Museum Trust Heritage Centre
住所:Elenora Street Stoke Staffordshire ST4 1QQ
TEL:+44 (0)1782 411421
email: visitorcentre@spodeworks.org
営業時間:
水~日・バンクホリデー 10:30~16:00
公式サイト
ストーク・オン・トレントを旅する前に読みたい本
イギリスのガイドブックを買っても、ストーク・オン・トレントの情報って数ページしかないですよね。
そこでおすすめなのが、RSVP 第16号 イギリスの陶磁器に魅せられて です。
スポード、バーレイ、エマブリッジウォーターのファクトリーがたっぷり紹介されています♪
また、おすすめのホテル『The Upper House』も紹介されています。
写真を見ているだけで、もうココロはストーク・オン・トレントに飛んでいきそう…おすすめです♡
スポンサーリンク